みなさんこんにちは!
サラリーマンの大樹です。
毎回冒頭でお伝えしていますが、私は営業特化型の人間です。
元々食品メーカーで営業をしており、
1年目から社長賞を受賞、その後何度も受賞している中、
「さらに営業力を高めたい!」と思い、無形商材の営業を実施。
現在は、コンサルティングファームで営業をしています。
コンサルティングファームの営業といってもイメージしずらいですよね。
いわゆる、コンサルタントとしてデリバリーをしつつ、
営業を行うということです。
そんな営業人材の私は、毎週2冊以上の読書をしています。
そのため、本ブログでは、読んだ本をみなさまにアウトプットしています。

今回は、そんな営業特化型人材に向けた、
ランチェスター戦略についての本を、
紹介します!
ランチェスター戦略とは、
イギリスのF・W・ランチェスター氏が、第1次世界大戦時の航空戦力分析で提唱した数理モデルです。
簡単に言うと
「戦力をまず客観的に把握する!足りないなら、戦闘力を補う!」
という戦略です。
大手企業でトップシェアの企業であれば、Aという戦い方。
セカンドシェアの企業はBという戦い方というように、
それぞれの戦い方が明記されております。
本書は、営業担当者だけでなく、事業戦略を考える人にも最適な本です。
1時間で読み終わるので、ぜひ買ってみてください!
弱くても勝てます!1点集中の強さ

早速質問です。
あなたがアントニオ猪木さんと戦うとします。
勝てますか?

何を言ってるんですかー!
僕みたいなマッチョなら勝てます!
余裕です!

何言ってんだー!って言いたいのは君にだよ。
毎日鍛えている俺でも勝てないヨ!
普通は勝てないですよね。
日本人でトップレベルで強い格闘家ですし、
いくら筋肉があっても勝つのは厳しいと思います。
では、どうすれば勝てるのか考えてみましょう。
フリーで考えてみると、いろいろな意見が出てくると思います。
例えば、
- 10年間格闘技を本気で学び、戦う技術を身につける。
- 強い武器を身につけて戦う。
ここで皆さんに考えていただきたいのが、
そもそも「勝つ」とは何を指すのでしょうか?
私は、「アントニオ猪木さんと戦い、勝てますか?」と聞きましたが、
多くの人は、体術で戦うことをイメージしたかと思います。
しかし、実際には、いろいろな戦いがあります。
例えば、学力でテストの点数を競う。
他にも、体重の軽さで戦う、料理の美味しさで戦う。
色々あります。
つまり、最も大切なことは、どの点で戦うのかを明確にすることなのです。
これを、本書では、弱者の戦い方として紹介しています。
弱者は、強者に対し、真っ向勝負しても負けてしまいます。
それはそうです。
一般人が、アントニオ猪木さんと格闘技をしても、勝てるはずがありません。
しかし、
格闘技だとしても、ルールの穴を突き武器を使う。
格闘技から外れ、得意領域で戦えば、勝てる可能性は大幅に上がります。
この、自身の立場の客観視と、持っている武器の把握、そして1点集中が重要なのです。
では、ビジネスに置き換えていきましょう。
ここ数年で袋麺のシェアを伸ばしている「辛ラーメン」をご存知でしょうか?
農心社が日本で発売している商品ですが、今では有名は商品ですよね。
しかし、
農心が日本に進出した当時は、
日本のインスタント麺市場は、日清食品、東洋水産、サンヨー食品といった強者が、
ガチガチに市場を固めておりました。
カップ麺など、「カップヌードル」を食べている人が多かったことだと思います。
普通の企業で普通の戦略をしていては、
この牙城は崩せません。
そこで、農心社は、日本の主戦場を整理しました。
日本の食文化は、醤油・味噌・塩が基礎となり、それが万人向けの味とされております。
一方で、「しっかり辛いラーメン」は多くありませんでした。
あったとしても、ピリ辛がメインであり、激辛は少なかった印象です。
蒙古タンメンの路面店ぐらいでしょうか?
そこで、農心は本気で激辛インスタント麺市場を攻め込むことにしました。
これこそが、ランチェスター戦略の基礎です。
弱者は、「辛いラーメン」というニッチな市場を選び、1点突破で攻め込む。
この方法により、農心社は日本進出を成功させたのです。
1点突破をより強化!K-POP文化との連動
1点突破の重要性は分かっていただけたと思いますが、
1点を突き詰めていくことは相当大変です。
ここでも脳心社の「辛ラーメン」を事例に、
1点突破の工夫として何をしてきたのかを説明したいと思います。
簡単にまとめると、下記です。
- ターゲットの絞り込み:相当ニッチな層に絞る
- ターゲットへの接触機会:毎週接触できるような仕組みを作る
- ターゲットへのブランド化:「辛いラーメンといえば?」で想起される状態にする。
1つずつ見ていきましょう。
まず、脳心社は、ターゲットを絞りました。
あの辛いラーメンは万人受けする味では無いですよね。
そのため、「激辛ラーメンが好きな層」に絞り込みました。
一方で、日本人は、もちもち麺が好きな事も調査済みであったので、
「辛いラーメン」「もちもち麺」をキーワードとして考えました。
また、商品自体も、韓国発祥の袋麺であることを想起しやすいパッケージにし、
「韓国文化が好きな層」をターゲットに決めました。
ターゲットの特徴をまとめると下記です。
- 激辛好き
- もちもち麺好き
- 韓国が好き
この3つの要素を兼ね備えている人を、メインターゲットとしました。
必然的に、若者や女性が多かった印象です。
続いて、接触頻度です。
農心社は、この尖ったターゲットに商品を伝えるために、さまざまな取り組みをしました。
- 売り場戦略:コンビニで手に取りやすい価格で販売
- 価格戦略:国内メーカーの袋麺より少し高い価格設計でこだわりを表現
- プロモーション戦略:
- デジタル:SNS、インフルエンサー連携で訴求
- アナログ:ポップアップ店
また、同時期に韓国ドラマブームもありましたので、
韓国文化を好む層が一気に増え、プロモーション戦略に拍車がかかりました。
上記のように、
特定層に狭く、深く刺さる施策を行えた事も、
「辛ラーメン」が広まった理由と言えます。
これらの取り組みを経て、
「辛いラーメンといえば?」「辛ラーメン」という立ち位置を確立することができました。

「辛ラーメン」は気づいたら日本で浸透していましたが、
このような背景があったのですね!

ちなみに、本書では、「辛ラーメン」の事例はありません!
他のさまざまな企業の事例が書かれています。
トップシェアをとった後は、73.9%のシェアを維持し続けろ!
「辛ラーメン」が含まれる、激辛フレーバーの即席麺市場では、
今では、
「蒙古タンメン」のカップ麺など、いくつかヒット商品も発売されています。
それでも、シェア1位として「辛ラーメン」が愛され続けているのは、なぜでしょう?
実は、そのカラクリも本書で書かれています。
シェア1位は、2位の約1.7倍以上で、売り上げが安定するとのことです。
ここでの安定は、あくまでも「競合要因で売り上げが下がるリスクが少ない」という意味です。
激辛ユーザーが、国の規制(例えば健康リスクがあるから控える指示が出る)などで、
激減した際には売り上げは落ちます。
ただ、今と同じ市場規模であるうちは、
競合が仮に攻め込んできたとしても、打ち返せると言っています。
よって、勝つ戦略を描くためには、「市場シェア」が最重要KPI。
ここで重要な数字が、「73.9%ルール」。
シェア1位は、2位の約1.7倍以上で安定すると言われています。
営業であれば、必読の1冊
今回は、「辛ラーメン」を事例に紹介しましたが、
色々な企業の事例が書かれており、
戦い方が描かれております!
とてもおすすめの1冊になりますので、みなさん必ず読みましょう!





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