皆さん、こんばんは!
サラリーマンの大樹です。
本日は、「コーチング」について、お話いたします。
皆さんは、
スティーブ・ジョブズ、エリック・シュミット、ラリー・ペイジをご存知でしょうか?
アップルやグーグルの創業秘話で必ず話題になる人物ですね。
彼らは、いわば、シリコンバレーの偉人です。
では、彼らは生まれながら偉人だったのでしょうか?
答えは、NOです。
シリコンバレーの巨人たちの裏には、
成功の全てを知り尽くした「共通の師」がいたのです!
今回は、シリコンバレーのレジェンドである、
ビル・キャンベル氏について書かれた、
「一兆ドルコーチ」を紹介いたします。
この記事は次のような人におすすめ!
- コーチングを学びたい人
- チーム力を高めたい人
- 人間的な価値を身につけたい人
それでは、まずは簡単にまとめます。
「支援」「敬意」「信頼」を通じて、心理的安全性が保たれた組織。パフォーマンスが高く、コミュニティーとして個人と組織の共成長ができる。
では、早速内容を見ていきましょう!
パフォーマンスの高いチームの条件
パフォーマンスの高い組織と聞いて、
何を思い浮かべますか?
はい!
WBCの侍ジャパンです!
2023年の優勝は、痺れました!!
たしかに、
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)での侍ジャパンは、
とても強かったですね〜
大谷翔平氏を筆頭に、
全員が最高のパフォーマンスを発揮していたと思います!
では、ビジネスの話に少し戻しましょう。
皆さんが率いている、または所属している組織は、
高いパフォーマンスを発揮できておりますか?
正直分かりません・・・
性格が違う人が多く、
目指している方向もバラバラなので、
パフォーマンスは高くないです。
たしかに、
育った環境の違いや、価値観の違いにより、
「意見の食い違い」が起こることはありますよね。
その結果、チームに不協和音が生まれてしまうこともあります。
では、
価値観やバックグラウンドが同じ人だけを集めれば、
チームのパフォーマンスは高まるのでしょうか?
それも違います。
同じ人間だけ集まってしまうと、
意見は対立しませんが、思考の幅は狭まってしまいます。
侍ジャパンが、
仮に全員4番ホームランバッターだとしたら、
優勝はしていなさそうですよね。
つまり、
チームのパフォーマンスを考えた際、
重要なことは、
「価値観やバックグラウンドが違うメンバーが、
同じ方向を向いている必要がある」ということです。
本書では、この、
「会社のために、個人も集団としても全力で取り組むチーム」を、
「コミュニティ」と呼んでいます。
私たちは、
「コミュニティ」に一員だ!と感じると、
意欲が高まり、生産性が上がります。
たしかに!
スポーツでの「仲間意識」と、
なんだか似ていますね!
たしかにそうですね!
しかし、ここで一つ大きな問題があります。
それは、
「強い組織ほど、自尊心の高い人材が多い」ということです。
冒頭述べた通り、
パフォーマンスの高い組織は、
価値観やバックグラウンドや異なるメンバーで構成されております。
その上、強い組織の場合、自尊心が強い人が多いです。
万が一、集団内で対立が起きてしまったら、
組織にとってはマイナスになってしまいます。
では、どうすれば?
ここで必要な人材が、「コーチ」です。
組織に、ほどよい緊張を走らせ、
チームをコミュニティとして維持するための、
存在ですね。
本書の中では、「コーチ」について、
以下の通り書かれております。
個人だけでなくチーム全体と仕事をし、たえまない緊張を和らげ、共通のビジョンや目標と調和するコミュニティを育み続ける存在だ。
「1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え」
個人と集団が同じ方向を目指す「コミュニティ」である。そして、導き手として「コーチ」が必要である。
では、「コーチ」に必要な考え方は、
どのようなものなのでしょうか?
次章以降で説明いたします。
コーチングマインド① 組織は人がすべて
会社や組織にとって、
最も重要な資産は、
何だと思いますか?
資本金です!!
お金がないと、何もできません!
たしかに、組織にとって、運営費は重要ですね。
しかし、それより大切な資産があります。
それは、「人」です。
どのような組織も、
成功の背景には「人」の努力が隠れています。
画期的な商品も、「人」によって開発されます。
素晴らしいサービスも、「人」によって提供されます。
「人」は、私たちが思っている以上に、重要な存在なのです。
そして、それらの「人」が、
力を発揮し、成長し、組織の発展に貢献できる環境を作ることも、
「コーチ」の役割です。
言いたいことは分かりますが、
具体的に何をすれば良いのでしょうか・・・
具体的に意識してほしいポイントは3つです。
「支援」、「敬意」、「信頼」です。
「キーワード」だけだと、
理解しづらいですよね。
- 「支援」:必要なツールや方法、トレーニングを提供すること。
- 「敬意」:キャリア目標を理解し、尊重すること。
- 「信頼」:自由に仕事をさせ、決定させること。
一般的に、
「コーチ」がいる組織は、離職率が低いと言われております。
また、多くの場合、
「コーチ」の役割は、
マネージャーやチームリーダーが担っております。
マネージャーやリーダーにこそ、
この「コーチング」の考え方は必要になってきます。
そして、
上記で挙げた「支援」、「敬意」、「信頼」は、
決して難しいことではありません。
意識次第で、誰でも実行できる簡単な内容です。
簡単に言うと、
仕事だけでなく、お互いを人間として尊し、
知ることが重要だと言うことです。
「人」が力を発揮するために、「支援」、「敬意」、「信頼」の気持ちを持ち、接しよう。
コーチングマインド② 心理的安全性の影響力
「支援」、「敬意」、「信頼」の中で、
最も重要なことは何だと思いますか?
「信頼」です!!
正解です!
パフォーマンスの高い組織は、
「人」が力を発揮し、成長することが重要だと説明しました。
また、その力が、
組織の発展に貢献できる仕組みづくりが重要だと説明しました。
では、
個人の力が、組織の成長に貢献するためには、
何が必要なのでしょうか?
それは、「貢献意欲」です。
「この組織が好きだから、
組織のために頑張りたい!」
などが、「貢献意欲」です。
たしかに、「貢献意欲」が高いと、
個人の力が、組織の成長につながりそうですよね。
では、「貢献意欲」がなかった場合はどうでしょう?
好き勝手にやりたいことと、
得意なことだけして、
何も成果が生まれない組織になりそうです。
そうですね。
よって、「貢献意欲」を高めることが、
個人と組織の共成長においては重要なのです。
そして、「貢献意欲」を高める際に必要な考え方が、
「心理的安全性」です。
「心理的安全性」とは、
自身の思いや考えを、組織内で、安心して発言できる状態のことです。
ポイントは、
「安心して」発言できる点です。
この「安心感」こそが、組織への「貢献意欲」を高めてくれるのです。
たしかに、
なんでも話せる信頼できる人には、
多少自分を犠牲にしてでも、
貢献したいと思います。
逆に、「心理的安全性」が保たれていない組織ですと、
組織のパフォーマンスは著しく低下します。
最悪の場合、粉飾決算など最悪の事態を招いてしまいます。
そのため、「心理的安全性」は非常に重要なのです。
そして、心理的安全性の醸成にて最も重要なことが、
「信頼すること」と、「信頼してもらうこと」です。
そのため、本章冒頭の質問に戻りますが、
3つのキーワードの中でも、
「信頼」が最も重要だと説明しました。
では、「信頼する」とは、どのように伝えれば良いんでしょうか。
本書では、行動で示すことができると、
述べられております。
例えば、
- 「約束」:期日、秘密など、約束を守ること。
- 「誠意」:相手の立場になって考え、共感すること。
- 「率直」:嘘やごまかしをせず、考えを伝えること。
- 「思慮」:深く考え、相手の立場にたった発言をすること。
が、挙げられます。
これらのポイントを意識することで、
「心理的安全性」のある組織づくりが、可能になります!
また、「心理的安全性」がある組織では、
建設的な意見の不一致が発生します。
お互いを尊重しながら意見をぶつけ合う、
良い議論のことですか?
その通り!
信頼しているからこそ、異を唱えやすい。
「課題葛藤」は重要です。
信頼し合える組織で成り立つ安全性である。組織への「貢献意欲」を高めるためにも、「心理的安全性」は重要である。
コーチングマインド③ パワー・オブ・ラブ
最後に、「愛」についてお話します。
い、いきなり、なんですか!
恋愛本じゃないですよね?!
本書で紹介されているビル・キャンベル氏は、
明晰な頭脳と温かいハートを併せ持つ、稀有な存在
「1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え」
と言われております。
とある研究結果では、
暖かさと有能さの間には、「相殺効果」があると示されております。
つまり、
「愛」と「有能さ」は相容れないもののようです。
しかし、
私は個人の意識次第だと思っております。
「愛」とは、相手に興味を持ち、尊重することです。
私がいくら有能であったとしても、
「愛」はむしろ持ち続けるべき感情だと思います。
私が有能であるかは、
別ですが・・・
本書の中で、
「愛」を持つためには、
「相手を仕事相手としてみなすのではなく、
仕事とプライベート、家族、感情など、
全ての部分が合わさった存在としてみなすことが重要」だと、
述べられております。
そしてコツは「5分間の親切」です。
たった5分で良いんですか?
はい!
「5分」は、
与える側からすると簡単な親切だが、
受けとる側にはとても意味が親切だからです。
たった「5分」が、
「信頼関係」に大きな影響を与えるのです。
是非、小さな親切から、
実行してみてください。
組織が「人」の集合体である以上、人に愛を持って接することが重要である。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
では、また次回の記事でお会いしましょう!
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