頑張っているのに成果が出ない。その原因は努力不足ではなく、努力する場所かもしれません。『佐久間宣行のずるい仕事術』をもとに、営業・コンサル営業での実体験を交えながら、長く成果を出し続けるためのキャリア戦略を解説します。
みなさんこんにちは!
サラリーマンの大樹です。
突然ですが、
仕事でこんなことを思った経験はありませんか。
「こんなに頑張っているのに評価されない。」
「努力しているのに、成果が出ない。」
以前の私は、
その原因を努力不足だと思っていました。
もっと働けばいい。
もっと勉強すればいい。
もっと経験を積めばいい。
食品メーカー営業の頃も、
不動産営業の頃も、
私は「努力量」が成果を決めると信じていました。
もちろん、
努力は大切です。
私は今でも、
努力を否定するつもりはありません。
しかし、
仕事を続ける中で、
あることに気付きました。
成果を出し続ける人は、
誰よりも努力している人ではありません。
努力が成果につながる場所を選んでいる人でした。
同じ一時間でも、
自分の強みが活きる仕事に使う一時間と、
苦手を補うためだけに使う一時間では、
積み重なる成果はまったく違います。
努力の量ではなく、
努力の向き先が違うのです。
この考え方を、
肩の力を抜きながら教えてくれたのが、
『佐久間宣行のずるい仕事術』でした。
タイトルだけを見ると、
「楽をする方法」が書かれた本のように思うかもしれません。
しかし、
実際に読んでみると印象は大きく変わります。
この本が教えてくれるのは、
長く成果を出し続けるための働き方です。
無駄な勝負をしない。
自分の強みを理解する。
人との関係を大切にする。
消耗する環境から距離を置く。
どれも派手ではありません。
でも、
第一線で活躍し続ける人ほど、
こうした考え方を自然に実践しています。
私自身も、
食品メーカー営業、
不動産サービスの営業、
そして現在のコンサル営業と、
いくつかの仕事を経験してきました。
振り返ると、
成果が出始めたタイミングは、
努力量が増えた瞬間ではありませんでした。
自分の強みが活きる土俵に立てた瞬間だったのです。
そして、
この記事を書きながら、
一つのキャリア論にたどり着きました。
頑張ることより、戦わないこと。
長く勝つ人は、土俵の選び方がうまい。
今回は、
『佐久間宣行のずるい仕事術』で学んだことに加え、
営業やコンサルでの経験を交えながら、
長く成果を出すためのキャリア戦略について考えていきます。
この記事を読むと分かること
・『佐久間宣行のずるい仕事術』が伝えたい本質
・頑張るだけでは成果が出ない理由
・長く成果を出すためのキャリア戦略
・自分の強みを活かす「土俵選び」の考え方
自分を変える前に、「活きる場所」を考える
『佐久間宣行のずるい仕事術』を読むと、
一つの考え方が繰り返し語られます。
それは、
「全部できる人になろうとしない。」
ということです。
仕事では、
苦手を克服することが評価されがちです。
営業なら、
話し方を磨く。
資料作成を覚える。
プレゼンを練習する。
もちろん、
どれも大切です。
しかし、
どれだけ努力しても、
自分より得意な人は必ずいます。
だから佐久間さんは、
苦手を平均点まで引き上げることより、
自分が自然と価値を出せる場所を探すことを大切にしています。
私は、
この考え方にとても共感しました。
社会人になると、
「自分を変えなければ。」
と思うことが増えます。
でも実際には、
変わるべきなのは、
自分ではなく、
環境かもしれません。
能力がないのではない。
能力が評価されにくい場所にいるだけ。
努力が足りないのではない。
努力が成果につながりにくい土俵にいるだけ。
そう考えると、
仕事の見え方は大きく変わります。
『佐久間宣行のずるい仕事術』は、
努力を否定する本ではありません。
努力を成果につなげるために、
「どこで頑張るか。」
を考えさせてくれる一冊です。
私は、
この本を読みながら、
「自分は何が得意か。」
よりも、
「どこなら自然と価値を出せるか。」
を考えるようになりました。
それこそが、
長く成果を出し続ける人に共通する考え方なのだと思います。

ケース① 頑張れば成果が出ると思っていた
食品メーカー営業をしていた頃の私は、
「営業は行動量がすべて」だと思っていました。
人より多く訪問する。
人より多く提案する。
人より多く働く。
とにかく動けば、
結果はついてくると信じていたのです。
もちろん、
営業に行動量は欠かせません。
動かなければ、
商談も受注も生まれません。
だから私も、
誰よりも動こうとしていました。
しかし、
成果は思うように安定しませんでした。
忙しい月ほど数字が悪く、
比較的余裕がある月の方が受注できることもあります。
当時の私は、
「まだ努力が足りない。」
そう考えていました。
でも今振り返ると、
足りなかったのは努力ではありません。
努力する場所を選ぶ視点でした。
自分の提案が価値になるお客様。
信頼関係を築きやすい担当者。
自分の考え方と相性の良い商材。
そうした場所へ時間を使えたときほど、
成果は自然とついてきました。
私は、
「どれだけ頑張るか。」
ばかり考えて、
「どこで頑張るか。」
を考えていなかったのです。
ケース② 営業力が伸びたのではない。土俵が変わった。
現在はコンサル営業をしています。
「営業が上手くなりましたね。」
と言っていただくことがあります。
でも、
私は少し違うと思っています。
営業力が急に伸びたわけではありません。
自分の強みが評価される土俵へ移った。
それが一番大きな理由です。
私は、
初対面で場を盛り上げるタイプではありません。
勢いで押し切る営業も得意ではありません。
その代わり、
相手の話を整理すること。
複雑な課題を構造化すること。
複数の選択肢を比較し、
意思決定を支援すること。
こうした仕事には自然と力が入ります。
コンサル営業では、
まさにその力が求められます。
だから、
以前より努力している感覚はありません。
むしろ、
無理に自分を演じなくなりました。
仕事が楽になったわけではありません。
求められるレベルは、
むしろ高くなっています。
それでも、
努力が成果へ結びつきやすくなりました。
私はこの経験から、
一つのことを学びました。
転職して能力が上がったのではない。
自分の強みが評価される場所へ移っただけだった。
成果とは、
能力だけで決まるものではありません。
能力と土俵の組み合わせで決まる。
これが、
私にとって一番大きな気付きでした。
ケース③ 「全部できる人」を目指すのをやめた
若手の頃の私は、
営業なら、
何でもできる人にならなければいけないと思っていました。
雑談も上手い。
プレゼンも上手い。
資料もきれい。
ファシリテーションも得意。
すべてを高いレベルでこなせる営業を目指していたのです。
でも、
社会人を続ける中で、
考え方は変わりました。
全部を80点にするより、
自分の強みを100点にした方が価値になる。
私は、
相手の話を聞くこと。
情報を整理すること。
課題を構造化すること。
意思決定を支援すること。
この領域なら、
自然と価値を発揮できます。
だから今は、
苦手をゼロにすることより、
強みをさらに磨くことへ時間を使っています。
もちろん、
最低限の弱点は改善します。
でも、
すべてを完璧にしようとは思いません。
その方が、
仕事も楽しく、
成果も安定するようになりました。
私は、
長く成果を出す人ほど、
「何でもできる人」
ではなく、
「自分が勝てる土俵を理解している人」
なのだと思っています。
仕事だけではない。人生は「土俵選び」の連続である
ここまで営業の話を中心に書いてきました。
でも、『佐久間宣行のずるい仕事術』が教えてくれる考え方は、
仕事だけの話ではありません。
私はこの本を読みながら、
「人生そのものが、土俵選びの連続なのではないか。」
と感じました。
仕事。
趣味。
スポーツ。
人間関係。
どの世界でも、
長く成果を出し続ける人ほど、
自分が勝てる場所をよく知っています。
アニメ|シカマルは「勝てる戦い方」を知っていた
『NARUTO』に登場するシカマルは、
決して身体能力が高い忍ではありません。
ナルトのような圧倒的なスタミナも、
サスケのような天才的な才能もありません。
だからこそ、
真正面から力勝負はしません。
相手を分析し、
地形を利用し、
自分の影真似の術が最も活きる状況を作ってから戦います。
つまり、
「自分が勝てる土俵」を選んでいるのです。
これは、
逃げではありません。
勝率を上げるための戦略です。
仕事も同じです。
苦手な土俵で消耗し続けるより、
自分の強みが活きる環境を選ぶ。
その方が、
長く成果を出し続けられます。
私は、
佐久間宣行さんの仕事術にも、
シカマルと同じ考え方を感じました。
スポーツ|名選手ほど、自分の強みを活かす
スポーツでも、
すべてを完璧にこなす選手はほとんどいません。
サッカーなら、
スピードに優れたウイング。
空中戦に強いセンターバック。
ゲームメイクが得意なボランチ。
それぞれ、
違う強みがあります。
監督も、
選手を無理に同じ役割へ当てはめません。
その選手が最も力を発揮できるポジションで起用します。
だからチームは強くなります。
仕事も同じです。
苦手を平均点まで伸ばすことも大切ですが、
自分の強みが最も活きる役割を選ぶ方が、
結果として大きな成果につながります。
日常|環境を変えることは、逃げではない
日常生活でも、
土俵選びは大切です。
例えば、
部署異動。
転職。
趣味。
人間関係。
今いる場所で努力を続けることも大切です。
でも、
どうしても自分の強みが活かせない環境もあります。
そんなとき、
環境を変えることは、
決して逃げではありません。
努力が成果につながる場所へ移る。
それは、
自分を甘やかすことではなく、
長く成果を出し続けるための戦略です。
私は、
頑張る人ほど、
「もっと努力しなければ。」
と考えがちだと思っています。
でも本当に必要なのは、
努力を増やすことではありません。
努力が報われる土俵を選ぶこと。
それが、
長く勝ち続ける人に共通する考え方なのだと思います。

「戦わない」は、逃げではなく戦略である
ここまで読むと、
こんな意見もあるかもしれません。
「戦わないなんて、逃げではないか。」
私も以前は、
そう思っていました。
仕事で成果を出す人は、
苦手なことにも立ち向かい、
どんな環境でも結果を出す人だと考えていたからです。
もちろん、
苦手から逃げ続ければ成長はありません。
努力も必要です。
挑戦も必要です。
しかし、
私は今、
少し違う考えを持っています。
戦うことが勇気なのではありません。
勝てる場所を選ぶことも、勇気です。
例えば、
野球で足の速い選手が、
無理にホームランバッターを目指す必要はありません。
サッカーでも、
身長の低い選手が、
空中戦だけで勝負する必要はありません。
自分の強みが活きるポジションで、
チームに貢献する方が、
結果として大きな価値を生みます。
仕事も同じです。
勝てない土俵で消耗し続けることが、
必ずしも正解ではありません。
自分の強みが活きる仕事を選ぶ。
役割を変える。
環境を変える。
それは、
努力を放棄することではありません。
努力が成果につながる場所へ、自分を置き直すこと。
私は、
それこそが長く成果を出し続ける人の共通点だと思っています。
私が『佐久間宣行のずるい仕事術』から学んだこと
この本を読んで、
私は「努力」という言葉の意味が変わりました。
以前の私は、
頑張ること自体が価値だと思っていました。
人より働く。
人より勉強する。
人より挑戦する。
もちろん、
その時間が無駄だったとは思いません。
でも今なら、
もう一つ大切なことが分かります。
努力には、向き先がある。
同じ一時間でも、
自分の強みが活きる仕事に使う一時間と、
苦手を補うためだけに使う一時間では、
未来の積み重なりは大きく変わります。
だから私は、
これからも努力を続けます。
でも、
努力を始める前に、
一つだけ自分へ問いかけたいと思います。
「この努力は、本当に成果につながる土俵へ向かっているだろうか。」
もし答えが「違う」なら、
努力を増やすのではなく、
土俵を見直します。
環境を見直します。
役割を見直します。
努力をやめるのではありません。
努力が報われる場所で、努力を続ける。
それが、
私にとって理想の働き方です。
頑張ることより、戦わないこと。
長く勝つ人は、土俵の選び方がうまい。
それが、
『佐久間宣行のずるい仕事術』を読んで、
私がたどり着いたキャリア論です。

今日からできるキャリア戦略
明日から、
働き方を大きく変える必要はありません。
まずは、この3つだけ試してみてください。
- 「自分が自然と成果を出せた仕事」を3つ書き出す
- 今の仕事で「自分の強みが最も活きる場面」はどこか考える
- 頑張る前に、「この努力は成果につながるか」を問い直す
キャリアは、
短距離走ではありません。
何十年も続く長い旅です。
だからこそ、
誰よりも頑張ることより、
努力が成果につながる場所を選ぶことが重要になります。
私は、
キャリアとは、
自分を変え続けることではなく、
自分が価値を発揮できる場所を見つけ続けることだと思っています。
頑張ることより、戦わないこと。
長く勝つ人は、土俵の選び方がうまい。
読書を、仕事の成果につなげる。
『佐久間宣行のずるい仕事術』は、
楽をするための本ではありません。
自分の強みを理解し、
努力が成果につながる場所を選び、
長く活躍し続けるためのキャリア戦略を教えてくれる一冊でした。



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