みなさん、こんにちは!
サラリーマンの大樹です。
今日は、得する株を探す方法について、
お話してまいります。
過去の記事で、
「分散投資」や「積み立て投資」など、
教えていただきました。
今回も同じような内容ですか?
いいえ、今回は、
個別株投資に興味がある人向けになります!
個別株投資とは、
投資信託や、つみたてNISAとは異なり、
「これから伸びる企業を探し、その株を購入する投資法」です。
今まで紹介してきました投資法は、
長期保有と分散保有により、低リスクで着実に資産を増やす方法でした。
今回は、
「これから伸びる!」と思った銘柄を購入し、
「伸び切った!」と思うタイミングで売却する方法になります。
すごく難しそうじゃないですか!?
ギャンブルのように聞こえます。
たしかに、一定のリスクはありますね。
そのため、銘柄の選び方が重要になるのです。
今回紹介する
「得する株をさがせ! 会社四季報公式ガイドブック」では、
会社四季報を活用した情報の収集方法のポイントが説明されております。
できるだけリスクを減らし、
伸びる銘柄をしっかり選び抜くことで、
株式投資による利益を享受することができます。
本日は、
会社四季報を活用した銘柄の選び方を紹介していきます!
この記事は次のような人におすすめ!
- 個別株投資に興味がある人
- 株式投資の理解を深めたい人
- 世の中の市場動向を把握したい人
まずは、簡単なまとめです。
銘柄ごとの基本情報の収集と、①儲かっていることが分かる指標、②将来性があることが分かる指標を活用し、得する株を見つけること!
それでは、
早速内容を見ていきましょう!
会社四季報で、成長企業が見つかる理由
大樹さん!
そもそも、会社四季報って、
何ですか?
会社四季報とは、
東洋経済新報社が発行している投資雑誌です。
1936年に創刊して以来、
多くの投資家に愛読されている、名雑誌です!
個人投資家だけでなく、
金融機関のプロの投資家にも、
愛されている雑誌です。
では、なぜ、会社四季報が重宝されているのでしょうか?
その理由は、2つ挙げられます!
本書では、このように説明されております。
長年にわたって支持されてきた主な理由として、
「網羅性」と「継続性」が挙げられます。
「得する株をさがせ!会社四季報公式ガイドブック」会社四季報編集部
「網羅性」とは、情報の幅広さ。
「継続性」とは、長期的に情報が更新され続けること。
です。
つまり、会社四季報では、
投資家にとって必要な情報が、
「幅広く」、かつ「常に新しく」、更新されているのです。
会社四季報には、
個別株投資をする上で重要な、
「どの企業が成長するか。」を見分けるための、
基本情報が詰まっているのです。
ちなみに、
基本情報って、
具体的にどんなものがあるのでしょうか?
具体的には、
これらの情報が明記されております。
- 業績や、企業情報のまとめ記事
- 財務情報:売り上げ、利益、利益率は健全か。
- 業績推移:ここ数年の業績はどのように推移しているか。
- 株価推移:株価がどのように推移しているか。
たしかに、
これらの情報がまとまっている本は、
なかなか無いですね!
そうなんです。
会社四季報の素晴らしい点は、
全上場企業の情報が書かれていることです。
企業の財務、業績などの情報が、
全企業分まとめられております。
そのため、各銘柄の強み・弱みを、
客観的に判断することができるのです。
そして、会社四季報は、年4回発行されます。
よって、
「今の数字が一時的なことなのか?」など、
3ヶ月前、半年前の数字と比較しながら判断ができるのです。
他の銘柄と比較すると同時に、
過去の情報とも比較できるので、
判断の客観性が増します。
たしかに!
会社四季報である程度客観的に判断をして、
気になった銘柄はIR情報を見れば良いんですね!
事業の特徴、財務、業績情報を、客観的に見て、判断することができる投資雑誌であることです。
儲かっていることが分かる指標「営業利益」
大樹さん〜
そろそろ、儲かっていることを判断するための、
具体的な方法について教えてください!
分かりました。
それは、ずばり、
「営業利益」です!
営業利益とは、
企業の主たる営業活動(本業)で稼いだ利益のことを示します。
売り上げ高から、
商品原価や、販売管理費を差し引いた利益のことです。
つまり、
実際に売り上げた金額から、
原価や、広告費、人件費を引いた額です。
この営業利益額が高ければ、「儲かっている」ことを示し、
低ければ、「うまく利益を生み出せていない。」
と、いうことになります。
でも、営業利益額を見ても、
その数字が大きいのかどうか、
分かりません・・・
そうですよね。
そこで、重要な指標が、
「営業利益率」と、「営業増益率」です!
営業利益率とは、
営業利益を、売り上げ高で割った数値です。
つまり、売り上げのうち、
どれほどが営業利益なのかを示す指標です。
営業利益率=営業利益/売上高
って、ことですね!
一般的には、
営業利益率は、
10%以上あることが臨ましいと言われております。
業界によって、
営業利益率は異なりますので、
同じ業界内の銘柄を比較することも、
重要です。
そして、営業利益率を把握できましたら、
それが、「一時的に良いのか」、
それとも、
「営業利益を伸ばし続ける仕組みができているのか」
を、見ていく必要があります。
そのために見ていただきたい指標が、
営業利益増益率です。
営業利益が、前年からどれほど伸びているかを見る指標です。
こちらは、自分で計算する必要があるのですが、
過去2年〜5年を見て、
継続的に伸び続けていれば、
仕組みができてると言えるでしょう。
つまり、
どれだけ儲けているかを、
・売上に対してどうなのか
・継続的に儲けているのか
を、見ることが重要なんですね!
営業利益を見てみましょう!その際は、営業利益率で利益の割合を把握し、増益率により継続的に儲けているのかを見てみましょう!
将来性があることが分かる項目「材料欄」
営業利益が重要なことは分かったのですが、
正直、ネット検索すれば出てくる情報ですよね?
実は、そうなんです。
しかし、四季報には、
将来性に関するヒントが書かれております。
そこが、インターネットとは異なる点ですね。
会社四季報には、
各銘柄の、注目ポイントが書かれているのですが、
前半部分が「業績欄」、後半部分が「材料欄」になっております。
- 業績欄:業績の見通しが書かれている欄。
- 材料欄:業績に影響しそうなポイント、その業界で話題になっているテーマが書かれている欄
上記の中で、
会社四季報らしさが表れている欄が、
「材料欄」です。
材料欄に載っている記事は、多岐に渡ります。
本書では、このように書かれております。
材料欄の記事内容は多岐に及びます。設備投資や中期経営計画の詳細、資金調達やその使途、M&A(合併・買収)、新製品開発・投入状況や経営課題、組織変更内容、自己株買い・消却など、株式市場の需給に影響を与える内容が盛り込まれております。
「得する株をさがせ!会社四季報公式ガイドブック」会社四季報編集部
多くの投資家は、
銘柄の購入・売却を決める際に、
営業利益などの数字のみでは判断をしておりません。
新製品の開発状況、
新規店舗の出店計画、
人事異動など、さまざまな情報をもとに、
判断をしております。
しかし、これらの情報を一から調べるのは、大変ですよね。
そのため、会社四季報の「材料欄」は、
重宝されているのです。
また、会社四季報では、
上場廃止や経営破綻につながるリスク情報も、
「材料欄」に明記しております。
よって、個人投資家にとっては、
リスクヘッジにもなる重要な情報が書かれているのです。
会社四季報ならではの項目です。企業の業績、株価に影響しそうなトピックスが書かれております。
必ず考慮してほしい、「会社の安全性」
最後に、
これから投資を本格的に始められる皆様に、
必ず意識していただきたいことを明記します。
それは、「会社の安全性」についてです。
株式投資をしていると、
「この銘柄伸びそう!チャンス!」
「利益構造も安定していそう!」と、
良い情報に目がいきがちです。
ある意味、
「恋は盲目」の状態ですね。
そのため、
営業利益で儲かっている会社を見つけ、
材料欄で将来性を確認したら、
必ず、「安全性」を確認してほしいのです。
分かりました!
どの項目を見れば良いですか?
安全性の部分は、
基本的には財務情報を見ればある程度は把握できます。
しかし、
正直な話、「この項目だけを見てほしい!」とは、
言いいずらい部分があります。
それは、見るべき項目が多すぎるためです。
そのため、
会社の安全性については、
ご自身で学び、ご自身で考えなければいけません。
本書では、「安全性」の章がございますが、
それでも完全に安全とは言えません。
個別株投資にはリスクはつきものです。
必ず、ご自身で勉強してから、始めてみてください!
会社の安全性を、自分が納得するまで調べること。
いかがでしたか!
本日は、会社四季報を活用した、
個別株投資についてお話いたしました。
興味を持っていただけましたら、
是非、本書を手に取って勉強してみてください!
では、また次の記事でお会いしましょう〜
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