お金/投資

資産は、正しい商品ではなく、正しい仕組みで育つ。──『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』から学んだ資産形成の考え方

お金/投資

お金を増やしたいと思って投資を始めても、何を選べばいいのか迷ってしまう人は多い。『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』から学んだのは、正しい金融商品を探すことより、資産形成を長く続けられる仕組みを作ることの大切さでした。本記事では、高橋ダンさんの考え方をもとに、お金との向き合い方と仕事にも通じる仕組み化について解説します。

※本記事は、特定の暗号資産、FX、金融商品または投資手法への投資を推奨するものではありません。投資には価格変動などのリスクがあります。商品の仕組みやリスクを十分に理解し、ご自身の状況に応じて判断してください。

みなさんこんにちは!

サラリーマンの大樹です!

「お金を増やしたい。」

そう思って、投資について調べ始める人は多いと思います。

私も同じでした。

最初に考えたのは、

「何を買えばいいのか。」

でした。

個別株。

投資信託。

ETF。

FX。

ビットコイン。

現物資産。

世の中には、たくさんの選択肢があります。

調べれば調べるほど、それぞれに魅力がある。

だからこそ迷いました。

「結局、自分に合っている方法は何なのか。」

投資で難しいのは、知識がないことだけではありません。

選択肢が多すぎることです。

そして、最終的に私が選んだのは投資信託でした。

理由は、

「一番儲かると思ったから。」

ではありません。

自分が長く続けられる仕組みだと思ったからです。

投資は、一度判断して終わるものではありません。

何年、何十年という時間をかけて続けるものです。

だから大切なのは、

一回だけ正解することではなく、

正しい仕組みを作ることだと考えるようになりました。

そんな時に読んだのが、

『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』

でした。

正直、読む前は投資の具体的な方法を学ぶ本だと思っていました。

しかし、読み進めて最初に驚いたことがあります。

それは、

投資の話より先に「パッション」が出てきたことです。

普通なら、

株式。

ETF。

資産配分。

投資方法。

から始まります。

しかし、高橋ダンさんは違いました。

最初に考えるべきことは、

「何のためにお金を増やすのか。」

だったのです。

この本が伝えているのは、

「この商品を買えば成功する。」

という話ではありません。

目的を持ち、

資産を配分し、

学び続け、

習慣として投資を続ける。

そんな、

資産形成を続けられる投資家になるための考え方

です。

私は、この考え方は投資だけではなく、仕事や人生にも共通すると感じました。

成果を出す人は、一度だけ結果を出す人ではありません。

成果が続く仕組みを作っています。

営業なら、受注し続ける仕組み。

コンサルなら、改善が続く仕組み。

キャリアなら、市場価値が積み上がる仕組み。

投資も同じです。

資産は、正しい商品だけでは育ちません。

正しい仕組みで育ちます。

この記事では、『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』から学んだ、資産形成を続けられる仕組みについて紹介します。

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何のためにお金を増やすかを決めないと、不安は消えない

投資について調べていると、必ず一度は考えることがあります。

「結局、どの商品を選べばいいのか。」

個別株なのか。

投資信託なのか。

ETFなのか。

それとも別の方法なのか。

もちろん、商品選びは大切です。

しかし、この本を読んで気づいたことがあります。

商品を選ぶ前に、決めなければいけないことがある。

それは、

「何のためにお金を増やすのか。」

ということです。

例えば、

老後に安心して暮らしたい。

家族との時間を増やしたい。

新しい挑戦をしたい。

仕事の選択肢を増やしたい。

人によって目的は違います。

そして目的が違えば、必要なお金も、必要な期間も変わります。

ここを決めずに投資を始めると、お金を増やすこと自体が目的になってしまいます。

100万円を目標にする。

達成する。

次は500万円を目指す。

達成する。

その次は1,000万円。

数字には終わりがありません。

もちろん、資産が増えることは素晴らしいことです。

しかし、

「なぜ増やしているのか。」

が決まっていなければ、いつまでも不安は残ります。

これは投資だけではありません。

仕事でも同じです。

例えば、年収を上げたいという目標。

もちろん大切です。

でも、

「なぜ年収を上げたいのか。」

によって、取るべき行動は変わります。

生活を豊かにしたいのか。

家族との時間を増やしたいのか。

挑戦できる環境へ行きたいのか。

目的によって、必要な選択は変わります。

本書の特徴は、投資の本なのに最初から金融商品の話をしないことです。

最初に語られるのは、パッションです。

一見すると、投資とは関係ないように感じるかもしれません。

しかし、長期で資産形成を続けることを考えると、これは非常に重要です。

投資は、一日で終わる行動ではありません。

毎月お金を積み立てる。

市場の変化を見る。

経済について学ぶ。

相場が悪い時期も耐える。

これを何年も続けます。

その途中で、

「なぜ投資しているのか。」

が分からなくなれば、継続することは難しくなります。

だからパッションが必要になる。

ただし、ここでいうパッションは、

「夢を持とう。」

というだけの精神論ではありません。

資産形成を続けるための目的設定です。

目的があるから、必要なお金が分かる。

必要なお金が分かるから、投資期間を考えられる。

投資期間が分かるから、取れるリスクを判断できる。

この順番があるから、資産形成は仕組みになります。

私は、この考え方を読んだとき、自分自身の転職経験を思い出しました。

食品メーカーで営業をしていた頃、ありがたいことに大きな仕事を任せてもらう機会が増えていました。

仕事に不満があったわけではありません。

しかし、ある時から、

「この環境で経験できることは、ある程度経験できたかもしれない。」

と考えるようになりました。

もっと大きな仕事をしたい。

もっと違う世界を見たい。

もっと成長できる環境へ行きたい。

そう考えた結果、コンサルティング会社への転職を選びました。

もちろん、収入を増やしたいという気持ちもありました。

しかし、最初にあったのは、

「どんな経験を積みたいか。」

という目的でした。

その目的を実現するために、必要な環境を考えた。

この順番は、資産形成と同じだと思っています。

目的が先にある。

そのために必要な手段を選ぶ。

お金も、転職も、同じです。

だから私は、

「お金を増やすこと」

を人生の目的にはしたくありません。

お金は、目的を実現するための手段だからです。

高橋ダンさんは、投資の前に「目的」を考える

なぜ、投資の本で最初にパッションを語るのでしょうか。

その理由は、資産形成が長いからです。

投資は、一度商品を買えば完成するものではありません。

働いて、投資に回すお金を作る。

生活費と投資資金を分ける。

市場が下落しても、感情だけで売らない。

経済や市場について学ぶ。

状況が変われば、資産配分を見直す。

この流れを、何年も続けます。

始めた直後は、誰でもやる気があります。

新しい本を読む。

動画を見る。

証券口座を開く。

商品を比較する。

しかし、資産形成の大半は、その後です。

思ったほど増えない時期があります。

自分が持っていない資産だけが値上がりすることもあります。

周囲の利益報告を見て、方法を変えたくなることもあるでしょう。

相場が下がれば、不安になります。

そんなときに、

「お金を増やしたい。」

という気持ちだけで続けるのは難しいと思います。

お金には、明確な終着点がないからです。

増えれば余裕ができます。

余裕ができれば、できることも増えます。

同時に、欲も増えます。

以前は必要だと思わなかったものまで、欲しくなるかもしれません。

だから、金額だけを追いかけると終わりがありません。

高橋ダンさんが最初にパッションを置いたのは、投資を始める勢いを作るためだけではないはずです。

長い資産形成の途中で、

「自分はなぜ続けているのか。」

を見失わないためです。

パッションは、投資の外側にある精神論ではありません。

何十年も資産形成を続けるための、最初の投資ルールです。

目的が決まれば、必要な金額を考えられます。

必要な金額が見えれば、期限を考えられます。

期限が決まれば、どれほどのリスクを取るべきかも変わります。

例えば、数年後に使う予定のお金と、数十年後のために育てるお金では、同じ運用方法にはなりません。

生活に必要なお金まで値動きの大きな資産へ回せば、下落時に耐えられなくなる可能性があります。

一方で、長く使う予定のないお金まで現金だけで持つことにも、別のリスクがあります。

つまり、目的は気持ちを整えるだけではありません。

資産配分を決める出発点でもあります。

私は投資方法を決めるまでに、さまざまな選択肢を調べました。

個別株。

投資信託。

FX。

ビットコイン。

現物取引。

調べれば、それぞれにメリットがあります。

同時に、それぞれ異なる知識や判断が必要です。

個別株なら企業を調べる必要があります。

FXなら為替や金利を追う必要があります。

ビットコインなら大きな値動きとも向き合わなければなりません。

調べ続けた末に出た感想は、格好いいものではありませんでした。

「これをずっと考えるのは、しんどい。」

それが正直な気持ちでした。

私は、投資の判断だけに多くの時間を使いたいわけではありません。

本業があります。

学びたいこともあります。

もっと大きな仕事へ挑戦したいとも思っています。

そこで、自分が投資へかけられる時間と労力を考えました。

その結果、最も仕組みで回しやすいと考えた投資信託を選びました。

すべてを他人任せにしたわけではありません。

ポートフォリオは意識しています。

ただし、毎日の細かな判断まで自分で抱え込まず、運用の一部をプロへ任せることにしました。

それによって、自分は仕事や学習へ集中できます。

これは、すべての人に投資信託が正しいという話ではありません。

私の目的と生活には、その方法が合っていたということです。

高橋ダンさんが伝えているのも、万人に共通する一つの商品ではないと思います。

何を実現したいのか。

どれだけの時間を使えるのか。

どの程度の値動きに耐えられるのか。

自分の目的と条件を先に考える。

そのうえで、長く続けられる方法を選ぶ。

目的があるから、方法を選べます。

方法が自分に合っているから、続けられます。

そして続けられるから、資産形成が一度の勝負ではなく、仕組みになるのです。

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資産は、正しい商品ではなく、正しい仕組みで育つ

目的が決まったら、次に必要なのは商品選びではありません。

仕組みづくりです。

『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』には、

長期投資。

分散投資。

ETF。

コモディティ。

世界経済。

海外ニュース。

習慣。

幅広いテーマが登場します。

最初は、投資に必要な知識を広く紹介しているように見えます。

しかし、読み進めると共通点が見えてきます。

すべて、

資産形成を長く続けるための仕組み

としてつながっているのです。

仕組みは、大きく四つに分けられます。

一つ目は、目的です。

何のためにお金を増やすのかを決める。

目的がなければ、資産額を増やすこと自体がゴールになります。

二つ目は、配分です。

生活に使うお金と、投資に回すお金を分ける。

さらに、一つの企業や国、資産だけに依存しない。

自分の予測が外れる可能性まで考えて、お金の置き場所を分けます。

三つ目は、判断です。

周囲の熱狂やニュースの見出しだけで動かない。

経済や市場を学び、数字の背景まで考える。

本書で世界経済や英語ニュースまで扱われているのは、知識を増やすことだけが目的ではありません。

人の意見に流されず、自分で判断するためです。

四つ目は、習慣です。

積み立てる。

学ぶ。

資産配分を確認する。

必要なら見直す。

知識を持っていても、行動が続かなければ資産は育ちません。

目的。

配分。

判断。

習慣。

この四つが組み合わさることで、投資は一度の勝負ではなくなります。

相場を毎回当てる必要もありません。

判断を外すことがあっても、資産形成全体が止まらない状態を作れます。

高橋ダンさんが作ろうとしているのは、絶対に失敗しない投資家ではありません。

失敗する可能性を受け入れたうえで、学び、分散し、続けられる投資家です。

私は、この考え方が仕事にもよく似ていると感じました。

営業では、一件の受注だけに頼りません。

複数の見込み客を作る。

提案を振り返る。

うまくいかなければ改善する。

次の商談へ学びを反映する。

一度の失注で営業活動が終わらない仕組みを作ります。

コンサルティングでも同じです。

一度だけ良い提案をして終わりではありません。

実行する。

結果を見る。

課題を見つける。

改善する。

そのサイクルが回り続ける状態を作ります。

投資も同じです。

一度の成功より、失敗しても次へ進める構造の方が強い。

だから資産は、正しい商品だけでは育ちません。

正しい仕組みで育ちます。

長期・分散・習慣は、資産形成から退場しないためにある

長期投資や分散投資という言葉を聞くと、

「資産を大きく増やす方法」

という印象を持つかもしれません。

でも、本書を読んで私が感じたのは少し違います。

長期も、分散も、習慣も、

資産形成から途中で退場しないための仕組み

なのです。

まず長期投資。

長期間投資すれば、必ず利益が出るという意味ではありません。

投資に絶対はありません。

それでも長期で考える意味があります。

短期間の値動きだけで、投資全体の成否を判断しなくて済むからです。

一年間の結果が悪かった。

買った直後に価格が下がった。

それだけで、

「自分の判断は完全に間違っていた。」

と決めつければ、投資を続けることは難しくなります。

長期という時間軸を持つことで、目の前の変化と最終的な目的を分けて考えられます。

長期投資は、

短期的な結果だけで時間から脱落しないための設計

です。

次に分散投資。

分散すれば、大きな利益を狙いにくくなることもあります。

一つの商品へ集中した方が、その商品が値上がりしたときの利益は大きくなるからです。

それでも分散する。

なぜなら、逆の可能性もあるからです。

一つの企業。

一つの国。

一つの資産。

一つの予測。

そのどれかに全てを預ければ、判断が外れたときの影響も大きくなります。

分散は、正解を当てるための方法ではありません。

自分の予測が外れても、一度の失敗で資産形成から退場しないための設計です。

そして習慣。

目的を決めても、知識を得ても、実行が続かなければ結果にはつながりません。

毎月投資資金を積み上げる。

市場や経済を学ぶ。

自分の資産配分を確認する。

必要に応じて見直す。

こうした行動を、気分に左右される特別な努力ではなく、普段の生活へ組み込む。

それが習慣の役割です。

習慣は、

行動から脱落しないための設計

です。

そして、その全てを支えるのがパッションです。

何のために続けるのか。

それを見失わないための目的です。

整理すると、こうなります。

パッションは、続ける理由。

長期投資は、続ける時間軸。

分散投資は、続けられる安全性。

習慣は、続ける行動。

本書に書かれたテーマは、すべて「続ける」という一点へ集まっていきます。

資産形成で重要なのは、毎回正解することではありません。

間違えることがあっても、退場せず、学びながら続けられる状態を作ることです。

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お金は、お金だけでは増やせない

ここまで読むと、

「投資の仕組みだけ整えれば、資産は増えるのか。」

と思うかもしれません。

しかし、金融資産は金融の知識だけでは育ちません。

投資に回すお金は、どこから生まれるのでしょうか。

多くの場合は、仕事から得る収入です。

投資について学ぶ時間は、どこから生まれるのでしょうか。

日々の生活の中から、自分で確保する必要があります。

市場を冷静に見る判断力も、体調を崩して働けなくなれば維持しにくくなります。

つまり資産形成には、

働くこと。

学ぶこと。

判断すること。

続けること。

そのすべてが必要です。

健康も、知識も、仕事も、お金と同じ金融資産だと言いたいわけではありません。

それらは、

金融資産を育て続けるための土台です。

私は食品メーカーで営業をしていた頃、大きな仕事を任せてもらう機会が続きました。

ありがたい環境でした。

一方で、

「この会社で、これ以上に大きな仕事を経験できるだろうか。」

と考えるようになりました。

もっと大きな仕事をしたい。

もっと稼ぎたい。

もっと違う世界を見たい。

その思いから、コンサルティング会社へ転職しました。

もちろん、

「この選択でいいのか。」

「忙しすぎる環境ではないか。」

という不安はありました。

それでも、今いる場所に残ることより、新しい環境で自分の力を広げる方を選びました。

私にとって転職は、勤め先を変えるだけの行動ではありませんでした。

仕事を通して知識と経験を増やす。

できる仕事の範囲を広げる。

市場価値を育てる。

その結果として、将来の収入や選択肢も増やしていく。

つまり、

未来の投資元本を育てる選択でもあったのです。

投資元本を増やす方法は、金融商品を変えることだけではありません。

仕事の価値を高める。

収入を増やす。

支出を管理する。

余ったお金を投資へ回す。

この流れも立派な資産形成です。

私は英語や中国語も学んでいます。

資格を集めることだけが目的ではありません。

仕事で関われる相手や、将来選べる仕事を増やしたいからです。

学んだ翌日に収入が増えるわけではありません。

それでも、使える知識や能力が増えれば、長い目で見た仕事の選択肢は広がります。

ただし、健康や語学、仕事を何でも「投資」と呼べばいいわけではありません。

大切なのは、金融資産とのつながりを考えることです。

自分はどのように収入を生み出すのか。

どの能力を育てれば、その収入を維持・向上できるのか。

どれだけの時間とお金を、金融資産へ回せるのか。

お金は、お金だけでは増やせません。

働き、学び、投資を続けられる土台があって、初めて育っていきます。

やりたいことが決まれば、お金は障害ではなく計画になる

私は昔から、

「お金がないから、やりたいことを諦める。」

とはあまり考えません。

本当にやりたいことなら、そのためにお金を作る方法を考えます。

稼ぐ。

貯める。

学ぶ。

必要なら投資する。

もちろん、現実にはすぐ実現できないこともあります。

それでも、

「お金がないから終わり。」

ではなく、

「実現には何が必要だろう。」

と考えます。

やりたいことが決まると、お金は漠然とした不安ではなくなります。

必要な金額になります。

必要な期限になります。

そして、具体的な計画になります。

この関係を考えたとき、韓国ドラマ『スタートアップ』を思い出しました。

作品には、やりたい事業と技術があっても、資金が足りずに前へ進めない人たちが登場します。

しかし、投資家から資金を得たことで、挑戦の速度が一気に上がります。

重要なのは、

「お金をもらったから夢を考えた。」

のではないことです。

先に実現したい事業があった。

必要な技術も磨いていた。

その可能性に投資家が資金を出した。

つまり、

目的が先で、お金はその目的を加速させる手段でした。

これは個人の資産形成でも同じです。

まず大金を作ってから、何に使うかを考えるのではありません。

何を実現したいのかを決める。

いつまでに、いくら必要なのかを考える。

そのための収入、貯蓄、投資を設計する。

私は100億円を持ったことがありません。

だから、100億円を持ったら何をするのかは分かりません。

お金が増えれば余裕が生まれます。

できることも増えます。

同時に、欲も増えると思います。

だからこそ、金額だけを目標にすると終わりがありません。

私にとって資産形成は、最大の数字を競うことではありません。

将来、やりたいことを選べる可能性を増やすことです。

お金は夢の代わりにはなりません。

しかし、夢が決まったとき、それを実行へ移す力にはなります。

だから、やりたいことが決まれば、お金は障害ではなく計画になるのです。

資産形成は、一度の正解より、続けられる仕組みが勝つ

ここまで紹介してきた内容を、仕事へ置き換えてみます。

営業で成果を出すために、一件の大型受注だけを狙う。

うまくいけば、大きな数字になります。

でも、その一件が終われば成果も止まります。

だから私は、商談前の設計を作ります。

相手の課題を考える。

提案のゴールを決める。

実行した結果を振り返る。

次の提案へ改善を反映する。

一度の成功に頼らず、成果が続く状態を作るためです。

これは、『営業は台本が9割』の記事でも書いた考え方です。

営業の勝負は、その場のひらめきだけでは決まりません。

準備と検証を繰り返せる仕組みが、次の成果を生みます。

資産形成も同じです。

一度だけ大きく利益を出す。

話題の商品を早く買う。

相場の転換点を正確に当てる。

それができれば理想的です。

しかし、それを何十年も繰り返せる人は多くありません。

高橋ダンさんが本書で示しているのは、未来を毎回当てる方法ではありません。

未来を外すことがあっても、資産形成を続けられる方法です。

目的を決める。

生活資金と投資資金を分ける。

複数の資産へ配分する。

経済や市場を学ぶ。

行動を習慣にする。

一つひとつは地味です。

一回で人生が変わる方法でもありません。

でも、地味だからこそ再現できます。

続けられるからこそ、積み上がります。

これは『GRIT やり抜く力』の記事で考えたことにもつながります。

続けるとは、気合いで一つの方法へ固執することではありません。

結果を見ながら、やり方を調整し、それでも前へ進むことです。

投資信託を選んだ私も、何も考えずに放置しているわけではありません。

自分の目的や、取れるリスクに合わせてポートフォリオは意識しています。

生活が変われば、投資へ回せるお金も変わります。

目的が変われば、必要な期間も変わります。

仕組みは、一度作って終わりではありません。

続けるために、見直し続けるものです。

資産形成で勝つとは、毎回一番高い利益を出すことではないと思います。

暴落があっても。

予測を外しても。

生活環境が変わっても。

投資そのものを終わらせず、自分の目的へ向かって続けられる。

その状態を作ることです。

資産形成は、一度の正解より、続けられる仕組みが勝ちます。

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最初に見直すべきなのは、金融商品ではなく自分の目的

投資について調べ始めると、金融商品の比較に目が向きます。

どの商品が伸びるのか。

手数料はどれくらいか。

どの資産を持つべきか。

もちろん、どれも大切です。

ただ、その前に決めるべきことがあります。

それが曖昧なままでは、どれだけ比較しても答えは出ません。

最後に、次の三つを書き出してみてください。

何のためにお金を増やすのか

「将来のため」だけでは、まだ曖昧です。

どんな暮らしをしたいのか。

何へ挑戦したいのか。

何を守りたいのか。

できるだけ具体的に書きます。

その目的には、いつまでに、いくら必要なのか

目的が決まれば、必要な金額と期限を考えられます。

期限が分かれば、毎月いくら準備するのかも見えてきます。

短期間で使うお金なのか。

数十年後へ向けて育てるお金なのか。

目的と時間が違えば、お金の置き場所も変わります。

感情に振り回されず、続けられる仕組みになっているか

生活に必要なお金まで投資へ回していないか。

一つの資産へ依存しすぎていないか。

毎日確認しなければ不安になる方法を選んでいないか。

学び、確認し、見直す行動を続けられるか。

正解は、人によって違います。

私には投資信託を中心にした方法が合っていました。

一方で、企業分析が好きで、時間を使って個別株へ投資したい人もいると思います。

大切なのは、誰かの正解をそのまま借りることではありません。

自分の目的と生活に合う仕組みを選ぶことです。

『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』は、タイトルだけを見ると、儲かる商品を教えてくれる本に見えます。

しかし、私が本書から学んだのは、商品の答えではありませんでした。

パッションを持つ。

長期で考える。

分散する。

情報を集める。

習慣にする。

高橋ダンさんが教えているのは、正解の金融商品ではありません。

目的を持ち、学び、資産形成を続けられる投資家のつくり方です。

私は個別株も、FXも、ビットコインも、現物取引も調べました。

その結果、投資の判断へ多くの時間を使い続けるのではなく、仕組みで回しやすい投資信託を選びました。

転職でも、今の安定だけを選びませんでした。

もっと大きな仕事がしたい。

もっと稼ぎたい。

もっと違う世界を見たい。

その目的から、必要な環境を選びました。

どちらにも共通しているのは、先に目的があったことです。

目的があるから、使う時間を決められます。

必要なお金を考えられます。

自分に合う仕組みを選べます。

お金が増えれば、できることは増えます。

同時に、欲も増えると思います。

だから、金額だけを追いかければ終わりはありません。

何のために増やすのかを決めなければ、お金を増やすこと自体が人生の目的になってしまいます。

資産形成は、お金を集める競争ではありません。

将来、やりたいことが見つかったときに、その選択肢を手放さないための準備です。

資産は、正しい商品ではなく、正しい仕組みで育つ。

その仕組みを作る最初の一歩は、

「何を買うか。」

を考えることではありません。

「何のためにお金を増やすのか。」

を、自分の言葉で決めることです。

※本記事は、特定の暗号資産、FX、金融商品または投資手法への投資を推奨するものではありません。投資には価格変動などのリスクがあります。商品の仕組みやリスクを十分に理解し、ご自身の状況に応じて判断してください。

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