雑談

仕事の寄り道 #04 昔よく通ったサウナへ、また行ってみた。

雑談

暇な時間は、ふと訪れる。

仕事が休みで、妻にも予定がある。

旅行へ行くわけでもない。

ボルダリングやサーフィンへ行く予定もない。

見たい映画があるわけでもなければ、誰かと飲みに行く約束もない。

やらなければならないことは、探せばいくらでもある。

ブログを書いてもいい。

本を読んでもいい。

筋トレをしてもいい。

部屋をいつも以上に丁寧に掃除することだってできる。

それでも、今日は何かを頑張りたいわけではない。

そんな、ぽっかりと予定が空いた休日がある。

僕は普段、比較的よく動いている方だと思う。

平日は仕事をして、空いた時間にはブログを書く。

筋トレもするし、ボルダリングにも行く。

自炊もする。

休日には妻と出かけることも多い。

やりたいことが多いので、

「暇で仕方がない」

と思う日は、それほど多くない。

だからこそ、たまに訪れる暇な時間を、以前はうまく扱えなかった。

せっかくの休日なのだから、何かをしなければもったいない。

少しでも前へ進まなければならない。

そんなふうに考えて、空白の時間を急いで予定で埋めようとしていた。

けれど最近は、何もしなくていい時間こそ、意外と貴重なのではないかと思うようになった。

誰かに求められているわけではない。

何かを達成しなくてもいい。

時間の使い方を、誰かに評価されることもない。

そんな休日が訪れると、僕は昔よく通っていた場所を思い出す。

池袋にあるサウナ施設、「かるまる」だ。

池袋に住んでいた頃、よく通っていた場所

以前、僕は池袋に住んでいた。

池袋は、少し不思議な街だ。

大きな商業施設があり、人も多い。

駅の周辺を歩けば、食事も買い物も遊びも、ほとんど何でもそろっている。

一方で、駅から少し離れると、急に生活の匂いがする。

僕にとって池袋は、遊びに行く街というより、普通に暮らしていた街だった。

その頃、特に予定のない休日になると、よくかるまるへ行っていた。

明確な目的があったわけではない。

身体を鍛えに行くわけでもない。

何かを勉強しに行くわけでもない。

サウナに入り、水風呂に入る。

休憩して、漫画を読む。

お腹が空いたら、ご飯を食べる。

眠くなったら少し寝る。

そして、気が向いたらまたサウナへ入る。

気づけば数時間が過ぎている。

そんな場所だった。

かるまるへ行く日は、朝から綿密な計画を立てたりしない。

何時にサウナへ入り、何時に食事をして、何時に帰るか。

そんなことは決めない。

とりあえず向かって、入りたいサウナに入る。

読みたい漫画を読む。

眠くなったら目を閉じる。

普段の僕は、比較的予定を立てて動く方だ。

仕事でも、休日でも、次に何をするかを考えている。

だからこそ、何も決めなくていい場所が心地よかったのだと思う。

住む場所が変わり、生活も変わった。

仕事の内容も変わった。

休日にやりたいことも増えた。

気づけば、かるまるへ行く機会は少なくなっていた。

嫌いになったわけではない。

ただ、日常から少し遠ざかっていただけだ。

それでも、予定が空いた日にふと頭に浮かぶ。

「久しぶりに、かるまるへ行こうかな」

昔よく通った場所は、不思議なものだ。

久しぶりに訪れても、完全に初めての場所にはならない。

駅から歩く道も、建物へ向かう感覚も、どこか身体が覚えている。

懐かしさと、新鮮さが同時にある。

場所は大きく変わっていなくても、そこを訪れる自分は少し変わっている。

昔の僕が好きだった場所を、今の僕はどう感じるのだろう。

そんなことを少しだけ考えながら、池袋へ向かった。

選べることが、ただ楽しい

かるまるは、男性専用のサウナ施設だ。

館内には、雰囲気の異なる複数のサウナがある。

岩サウナ。

ケロサウナ。

蒸サウナ。

薪サウナ。

広い空間でしっかり汗をかきたいときもあれば、静かな空間で木の香りを感じながら過ごしたいときもある。

薪が燃える音を聞きたい日もある。

それぞれに違った楽しさがあり、その日の気分によって選べる。

僕はサウナに関する専門的な知識を持っているわけではない。

温度や湿度の細かな違いを、詳しく説明できるわけでもない。

それでも、単純に選べることが楽しい。

今日は、どこに入ろうか。

次は、どのサウナにしようか。

その程度のことだけを考えていればいい。

仕事をしていると、一つひとつの判断に責任が伴う。

どの案件を優先するのか。

誰に連絡するのか。

何を伝え、何を伝えないのか。

いつまでに、どこまで進めるのか。

仕事以外でも、僕たちは一日に何度も判断をしている。

何を食べるか。

どこへ行くか。

誰に連絡するか。

次に何をするか。

小さな判断であっても、積み重なると意外と疲れる。

一方で、サウナの中で考えることは驚くほど単純だ。

もう少し入るか。

そろそろ出るか。

次は、どの水風呂に入るか。

そのくらいでいい。

もちろん、これを「サウナから学ぶ意思決定術」などと大げさに言うつもりはない。

ただ、難しいことを決めなくていい時間が、純粋に心地よい。

それだけの話だ。

サンダートルネードは、やっぱり冷たすぎる

かるまるは、水風呂の種類も多い。

サンダートルネード。

やすらぎ。

昇天。

アクリルアヴァント。

名前だけを並べても、一般的な水風呂とは少し違うことが伝わると思う。

なかでも強烈なのが、サンダートルネードだ。

ただでさえ冷たい水に、強い水流が加わる。

初めて入ったときは、水風呂というより罰ゲームに近いと思った。

久しぶりに入ってみても、やはり冷たすぎる。

平気な顔をして入ろうとしても、身体は正直だ。

入った瞬間に、すぐ出たくなる。

周囲には涼しい顔で入っている人もいるが、僕にはなかなか真似できない。

ただ、かるまるのいいところは、極端に冷たい水風呂だけではないことだと思う。

もう少し入りやすい温度の水風呂もある。

冷たい水に入ったあと、ぬるめの水風呂でゆっくり身体を休めることもできる。

その日の体調や気分に合わせて、自分が心地よいものを選べばいい。

サウナは、我慢大会ではない。

熱い場所に長くいた方が偉いわけでもない。

冷たい水に長く入った方が、すごいわけでもない。

自分に合ったところで入り、つらくなる前に出る。

サンダートルネードに数秒しか入れなくても、誰にも怒られない。

仕事では結果を求められることがある。

スポーツでは、できなかったことが数字やグレードとして残る。

けれど、サウナでは何かを証明する必要がない。

その気楽さも、僕がこの場所を好きな理由なのだと思う。

静かだから、自分の思考が聞こえてくる

かるまるでは、館内で静かに過ごすことが求められている。

浴場でも、サウナ室でも、にぎやかに会話をする場所ではない。

誰かと一緒に来ていたとしても、それぞれが自分の時間を過ごす。

僕は、この静けさが好きだ。

サウナ室に入る。

スマートフォンはない。

仕事の連絡も来ない。

会話もない。

聞こえるのは、サウナストーンに水がかかる音や、誰かが静かに移動する音くらいだ。

何も考えないつもりで入っても、最初はいろいろなことが浮かんでくる。

仕事のこと。

最近書いているブログのこと。

これからやりたいこと。

少し前に妻と話したこと。

普段は、何かをしながら考えている。

電車に乗りながら。

スマートフォンを見ながら。

パソコンで作業をしながら。

音楽や動画を流しながら。

何もしていないように見える時間にも、気づけば何かを見たり、聞いたりしている。

でも、サウナでは何もできない。

だから、自分が何を考えているのかが、少し分かりやすくなる。

無理に思考を整理しなくてもいい。

答えを出そうとしなくてもいい。

浮かんできたことを、ただ眺める。

しばらくすると、考えることにも飽きてくる。

そして、ようやく何も考えない時間が訪れる。

頭を空っぽにしようと頑張るのではない。

考えることを一通り終えた結果、自然と静かになる。

その順番が、僕にはちょうどいい。

漫画を読むだけで、数時間が過ぎていく

そして、僕がかるまるを好きな大きな理由の一つが、漫画の多さだ。

サウナから出たあと、休憩スペースへ向かう。

リクライニングチェアに座り、本棚を眺める。

最初から読む作品を決めているわけではない。

昔読んだ漫画を見つけることもあれば、表紙だけを見て、知らない作品を手に取ることもある。

一冊だけ読むつもりが、続きが気になって次の巻に手を伸ばす。

少し眠くなったら、漫画を閉じて目をつぶる。

目が覚めたら、また続きを読む。

身体が冷えてきたら、もう一度サウナへ向かう。

サウナに入る。

水風呂に入る。

休憩する。

漫画を読む。

少し寝る。

またサウナへ行く。

これを繰り返していると、本当に時間がなくなる。

正確には、時間がなくなるのではない。

時間を気にしなくなる。

普段の生活では、次の予定を確認することが多い。

あと何分で家を出るか。

何時までに作業を終えるか。

今日中に、どこまで進めるか。

休日であっても、時計を見ながら動いている。

でも、かるまるでは漫画を一冊読み終えたら、次の一冊を読む。

それだけでいい。

仕事は進んでいない。

ブログも書いていない。

英語の勉強もしていない。

筋肉がつくわけでもない。

目に見える成果は、何も残らない。

それでも、不思議と時間を無駄にした気はしない。

むしろ、こういう時間を過ごすために休日があるのではないかと思えてくる。

健康にいいから行くわけではない

サウナには、健康面でのさまざまな可能性が研究されている。

身体が温まる。

汗をかく。

気持ちが落ち着く。

サウナへ入った日は、よく眠れたと感じる人もいるだろう。

一方で、サウナへ入れば必ず健康になるわけではない。

体調や持病によっては、利用に注意が必要な場合もある。

長く入れば入るほど、身体にいいわけでもない。

水分を取らずに無理をすれば、脱水や体調不良につながる。

特に飲酒後や、アルコールの影響が残っているときに入るべきではない。

二日酔いで予定がなくなる日はある。

しかし、その日の選択肢としてサウナを選ぶかどうかは、体調とは別に考えなければならない。

飲酒の影響が残っているなら、家で休んだ方がいい。

何もしない休日は、ベッドの上でも十分に成立する。

僕も、健康になるための義務としてサウナへ行っているわけではない。

「身体にいいから、行かなければならない」

そう考え始めた瞬間、それは休日ではなくなってしまう。

健康面でも良い影響があるなら、もちろんうれしい。

けれど、僕がサウナへ行く一番の理由は、もっと単純だ。

サウナが好きだから。

漫画を読みながら、ゆっくり過ごせるから。

そして、暇な時間を、暇なまま楽しめるからだ。

暇な時間を、急いで埋めなくてもいい

僕は、普段からよく仕事をしている。

仕事以外にも、ブログを書き、運動をし、自炊をする。

本も読みたい。

英語も勉強したい。

妻とも遊びたい。

旅行にも行きたい。

やりたいことは多い。

忙しいけれど、充実していると思う。

だから、暇な時間はあまりない。

そんな生活の中に、ふと訪れる空白。

何をしてもいい。

何もしなくてもいい。

誰かに評価される必要もない。

成果を出さなくてもいい。

以前は、予定がないと少し不安だった。

せっかくの休日なのだから、何かをしなければもったいない。

何か一つでも、昨日より前へ進まなければならない。

そんなふうに考えていた。

けれど、本当にもったいないのは、せっかく訪れた暇な時間を、急いで別の予定で埋めてしまうことなのかもしれない。

サウナに入り、冷たすぎる水風呂に驚く。

漫画を読み、少し眠る。

目が覚めたら、またサウナへ行く。

一日を振り返っても、特別な出来事は何もない。

誰かに話したくなるような事件もない。

写真に残したくなるような景色もない。

それでも、

「今日は、いい一日だった」

と思える。

それで十分なのだと思う。

休日は、仕事のためだけにあるわけではない

忙しい毎日を送っていると、休日にも意味を求めてしまう。

しっかり休めたか。

成長できたか。

何かを学べたか。

明日からの仕事に役立つか。

サウナへ行くことさえ、「生産性を高めるため」「集中力を取り戻すため」と説明したくなる。

けれど、休日は仕事を頑張るためだけにあるわけではない。

休んだ結果、また仕事へ向かう力が戻ってくることはある。

サウナの中で考えが整理され、仕事のアイデアが浮かぶこともあるかもしれない。

ただ、それは後からついてくるものでいい。

最初から、休日にまで成果を求めなくてもいい。

サウナから何かを学ばなくてもいい。

漫画を読んだ時間に、意味を持たせなくてもいい。

暇だから、昔よく通ったサウナへ行く。

入りたいサウナに入り、冷たすぎる水風呂からすぐに出る。

リクライニングチェアに座り、何時間も漫画を読む。

何かを成し遂げるわけでもなく、一日が終わる。

そんな日が、ときどきあってもいい。

むしろ、そんな日を心から楽しめることは、一つの豊かさなのかもしれない。

昔の僕は、暇になるとかるまるへ行っていた。

今の僕は、暇な時間を味わうために、かるまるへ行く。

場所は同じでも、過ごす意味は少し変わっていた。

暇な時間は、埋めるものじゃない。

味わうものなのかもしれない。

サウナがもっと快適になる、おすすめグッズ

サウナに通うようになって、「もっと早く買えばよかった」と思ったアイテムがいくつかあります。

もちろん、手ぶらで行っても十分楽しめます。

でも、ちょっとした道具があるだけで、サウナ時間の快適さはかなり変わりました。

これからサウナを始める方や、最近ハマり始めた方は、ぜひ参考にしてみてください。

サウナハット

まず最初におすすめしたいのが、サウナハットです。

正直、最初は「本当に必要なの?」と思っていました。

でも、一度使ってみると考えが変わりました。

頭や髪への熱を和らげてくれるので、高温のサウナでも快適に過ごしやすくなります。

髪のダメージが気になる方にもおすすめです。


MOKUタオル

サウナーの定番アイテムといえば、MOKUタオル。

薄くて軽いのに吸水性が高く、乾くのも早いので、サウナとの相性は抜群です。

荷物がかさばらないので、温泉や旅行でも活躍してくれます。

私も今ではサウナへ行くときの定番アイテムになっています。


折りたたみサウナマット

施設によってはマットが用意されていますが、自分専用のサウナマットがあると安心です。

コンパクトに折りたためるタイプなら持ち運びもしやすく、衛生面が気になる方にもおすすめです。


保冷ボトル

サウナでは想像以上に汗をかくので、水分補給は欠かせません。

保冷ボトルがあると、外気浴のあとでも冷たい飲み物を楽しめます。

「ととのう時間」をより快適にしてくれる、地味ですが満足度の高いアイテムです。


どれも「ないと困る」というものではありません。

ただ、サウナをもっと快適に楽しみたいと思ったときには、きっと役に立つはずです。

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